2025年5月24日
Recently updated on 5月 27th, 2025 at 12:20 am
取り留めなく気の向くままに書くので、唐突に始まります。
勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
独特の世界観とキャラクターがクセになる「魔人探偵脳噛ネウロ」がおもしろいです。
推理ファンタジー?みたいなジャンルで推理もですが、最後に向かっていくまでのストーリーがとにかく素晴らしい!
ブラック要素もあり良い意味での毒が効いているマンガです。
万人への感想★★★
個人的な感想★★★★★(+★★★)
主人公の脳噛ネウロは魔界から人間界に来た魔人で、女子高生の桂木弥子と一緒に様々な事件を解決していきます。
ネウロのキャラクターが特徴的で「謎」が唯一の食べ物、という設定。
一話目で弥子の身に起こった事件を解決し、それをきっかけにコンビを組んで話が進んでいきます。
最終的にはとても壮大な話になるのですが、現実離れしているのにリアルさがある内容だと思っています。
とても大好きなマンガなので語りたいことは沢山あるのですが、「魔人探偵脳噛ネウロ」は伏線の張り方と回収が素晴らしい、という評価をよく聞きます。
その点に関しては個人的にも全く同じ意見で、最後を見据えてストーリーが紡がれていった印象がとても強いです。
なので、最後まで読んだ後、初めから読み返したくなるマンガだと思います。
そして特筆すべきは、犯人たちのぶっ飛び具合。
これはもう本当に松井先生の才能あふれる表現と申しますか、ある意味で笑えるような犯人たちとその表現が、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さると思います。
私にはがっつり刺さりました。面白いです。
そういう意味ではファンタジー要素が強いと言えるかもしれませんが、心理描写に関しては現実的な部分もあるので、考えさせられるシーンもあります。
好きなキャラクターは、もちろん主人公のネウロ!!
魔人ならではのサディスティックな面はギャグ要素としてもおもしろく、可愛らしい一面があったりかっこいい一面があったりでとても魅力的なキャラクターです。
ネウロの変化と弥子の成長が見どころで、二人の関係性も山あり谷ありですが最後は「ナイスコンビ!!」と思わず言いたくなります。
敵にはなりますが、葛西 善二郎も好きです。
「人間の限界を超えない」というポリシーがかっこよくて、人間の底力!という感じが魅力的に思います。
41歳なのでおじさんと言われる年ですが、ドライな感じと常に余裕な感じがとにかくかっこいいです。
「魔人探偵脳噛ネウロ」は登場キャラクターが多くて、どのキャラクターもかなりぶっとんだキャラ達なので、癖になります。
読んでいたら好きなキャラクターが1人はできると思います。
好きな話が沢山あるマンガですが、やっぱり天才科学者、春川英輔の話が大好きで、個人的には傑作です。
この話のラストシーンあたり、普通に泣きました。何度読んでも泣いてます。
私が涙もろいだけかもしれませんが、めちゃくちゃ泣けるストーリーです。
春川の苦悩や心に残る大切な人のこと、どうあがいても解決できない問題に立ち向かい続ける姿、そして結末の瞬間が本当にすばらしくて、はじめて読んだときは「うわあああああ!」ってなりました。
他にもXI(サイ)の話も全部おもしろいし、日常的な犯罪者たちの話もおもしろいので、飽きることなく読めました。
あとはやっぱり最後の戦いのシーン。
とにかくネウロがめちゃくちゃかっこいいです!!セリフも状況も全てがかっこよくて惚れます。
この話は、ぜひ読んでほしいです。
「魔人探偵脳噛ネウロ」は書きたいことがたくさんあるのですが、とにかく読んでみてほしい、の一言に尽きます。
もちろん個人の好みはありますが、ネウロと弥子の心境の変化も読みごたえがありますし、他にも魅力的なキャラクターがたくさん登場します。
笹塚さんも個性的でかっこいいし、五代さんは良い兄貴的な存在でほっこりします。
あと、それぞれの謎解きの話もおもしろいです。
個人的には無差別爆弾間ヒステリアの話が好きでした。
そして、ネウロが使う魔界777ツ能力も個性的でどんな能力で、どういう使い方をするんだろう?とワクワクします。
魔界777ツ能力のさらに上、魔帝7ツ兵器はどれもかっこいい!
やっぱり最終戦で使う二次元の刃(イビルメタル)は、発想がすごい!と驚きました。
シンプルゆえのかっこよさと最強だからこそ負うリスクのバランスも素晴らしいです。
どちらかというと固めのカチッとした線なので、やわらかい線が好きな人は読みにくさを感じるかもしれません。
ですが、独特の表現はある意味で芸術性を感じますし、戦闘のシーンではかなり迫力や緊迫感のある絵なので、そういう表現が好きな人は面白く読めると思います。
人によっては「あまり上手な絵柄に見えない」という意見もあるかも。
実際、そういう評価をしている意見も見たことがあります。
松井先生の作品はすべて読んでいるので、近年の絵柄も知っていますが、個人的にはネウロの絵柄は特徴があるのと、とてもかっこよく見えるのですごく好きです。
近年の絵柄の方が好きな人には、ネウロの頃の絵柄は読み辛く感じる可能性があります。
万人への感想が★3なのは、絵柄とか独特の表現が苦手な人もいる気がしたからです。
私は気にならないどころかそこも魅力の1つと思っているのですが、人によっては苦手で読み辛い、と思うかもしれないと感じたので★3にしました。
あと、推理シーンに関してはファンタジー要素も強いので、本格的な推理を期待してた人には苦手に感じるかもしれません。
個人的な感想が★5+★3の理由は、とにかく面白くて大好きだからの一言に尽きます。
味のある個性的な絵柄と表現、短編の話はもちろん、長編の話の作り込みも素晴らしく、それぞれのキャラクターの心理面がすごく伝わるのが、好きな理由かもしれません。
親しい人にはめちゃくちゃ熱く語ってとにかく読んで!とおすすめすると思うので、+★3つが付きました。
「魔人探偵脳噛ネウロ」は独特なキャラクターと世界観、緻密に作りこまれたストーリーが好きな人に、しっかりおすすめできるマンガです!
個人的には、苦手だったとしてもとりあえず最後まで読んでほしい!とすごく思っているマンガです。