2025年5月20日
取り留めなく気の向くままに書くので、唐突に始まります。
勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
圧倒的な画力で次の展開が気になる内容の「ダンダダン」がおもしろいです。
迫力ある戦闘シーンと現実と仮想が交差する世界観が絶妙で、次が気になるー!と早く先を読みたくなります。
万人への感想★★★
個人的な感想★★★★★
主人公は宇宙人の存在を信じる男子高校生の高倉健(たかくらけん)と、幽霊の存在を信じる女子高校生の綾瀬桃(あやせもも)。
この二人が幽霊・宇宙人が巻き起こす様々なトラブルを、激しい戦闘をこなして日常の平和を守っていくストーリーです。
ちなみに主人公の高倉健はオカルンと呼ばれていて、オカルンはターボババアに呪われて、紆余曲折あってターボババアの持つ能力を使えるようになります。
綾瀬桃は、もともと素質があった超能力を使えるようになり、その力を使って戦います。
キャラクターが魅力的で、登場キャラクターに個性がありみんな応援したくなります。
ただ優しいとか、かわいいだけでなく、一癖二癖あるキャラクターばかりで、そこが話のおもしろさをより強くしている要素かもしれません。
そして、登場する幽霊や宇宙人にも、それぞれの事情や悲しい過去があり読んでいて涙ぐむ話もあります。
昔からいる妖怪や都市伝説、有名な宇宙人(?)やネッシーみたいな未確認生物っぽいものがたくさん出てくるので、この手の話題が好きな人は楽しんで読めると思いますが、ちょっと怖い場面もあるかも。
話の本筋には謎が多く含まれているので(ターボババアのこととか)、どんな風に話が展開されていくのかワクワクします。
好きなキャラクターは主人公のオカルン。
最初は頼りない感じだけど、どんどん強くなっていくのが見ていて楽しいです!
ターボババアの能力を使っている時がめちゃくちゃかっこいい。
変身する途中とかもカッコいい&少し怖い感じがして好きです。
そして愛羅(あいら)も好き。
登場した時はいわゆる「嫌な奴」っぽいんですが、話が進むにつれてすごく魅力的なキャラクターだと思いました。
強気でかわいいし、ここぞと言う時にがんばって助けてくれるところが好きです。
好きな話は沢山あるのですが、中でも戦闘シーンがめちゃくちゃかっこよかったオカルンと邪視が戦う話が大好きです。
オカルンが邪視を止めるために約束をさせる戦闘なのですが、これが本当にかっこよくて何度も読み返すくらい好きです。
戦闘が始まる前のオカルンが変身するシーンがゾクッとするほどかっこよくて、
その後の邪視との戦闘はもはや美しいと言えるレベル!
最後はクスッと笑える終わり方で、全体的にとてもお気に入りの話です。
幽霊や妖怪、宇宙人や未確認生物が出てきて、それと戦うので戦闘シーンが多いのですが、実はキャラクター達の恋愛模様も見どころの1つです。
オカルンと桃ちゃんの関係は、読んでいて「もうくっついちゃえよ!」と思うのですが、そのもどかしさがまた楽しいと思います。
個人的には愛羅が好きなので、愛羅の恋も実って欲しいのですが、やっぱり主人公2人にはくっついてほしいし、複雑な心境になります。
バモラは恋愛に関してはまだまだピンと来てない感じがするのですが、誰かと良い感じになったらいいな、と思っています。
はっきりした線でさらっとした絵柄かな、と思います。
あまり人を選ばない絵柄だとは思うのですが、軟らかい線が好きな人は少し苦手に感じるかもしれません。
ただ、戦闘シーンは本当に迫力と勢いとか動きがあるので、流れる様に読んであっというまに終わってしまいます。
読み終わった後に何度も見返して「すごい!」といつも思っています。
あと、怖いシーンとか良い意味で気持ち悪いシーンの描写が素晴らしいので、そういう絵が苦手な人は読みにくく感じるかもしれません。
個人的には怖い絵とかわいい絵の描き分けがとても素晴らしいと思っているので、そのギャップもダンダダンの魅力の1つだと思います。
万人への感想が★3つなのは、上記にもありますが怖いシーンが苦手な人、そしてセリフが無い戦闘シーンや書き込みが多い絵が苦手な人は読み辛いかも、と思うからです。
あと、少しお色気的なシーンも多い(特に最初の方の話)ので、そういうのが苦手な人も読み辛いと思ったので、★は3つに留めました。
個人的にはとっても面白いので、★5つです。
苦手なシーンとかあっても後々になると感動する話も多いので、色んな人に一回は読んでほしいマンガだと思っています。
「ダンダダン」はオカルト要素や迫力ある戦闘シーンが好きな人、人の心情や人間関係の描写がしっかりある話が好きな人に、しっかりおすすめできるマンガです!