コミックメニメニ マンガ大好きメモ
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今まで読んだマンガその9「神風怪盗ジャンヌ」

2025年5月27日

作者:種村有菜 様  出版社:集英社 様

取り留めなく気の向くままに書くので、唐突に始まります。
勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。

絵柄はバリバリの少女マンガですが、ストーリーが深い内容の「神風怪盗ジャンヌ」がおもしろいです。

少女マンガらしい恋愛要素はもちろんですが、人としての悩みや葛藤にも深く掘り下げているマンガだと思います。

万人への感想★★★(正確には星3.5)

個人的な感想★★★★

「神風怪盗ジャンヌ」の簡単なあらすじ

あらすじは、ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりの女子高校生、日下部まろんが天使フィンの力を借りて怪盗に変身し、悪魔を封じ込めていくという感じです。

ライバルは怪盗シンドバッドで、その正体はマンションの隣室に引っ越してきた名古屋稚空(なごやちあき)で、色々あってまろんは稚空に惹かれていきます。

そんな二人の恋愛事情や与えられた使命との間で揺れ動く気持ちが、どうなっていくのかが見どころの1つだと思います。

天使とか神様とか悪魔とか魔王とかが登場するので、そういう意味ではファンタジー要素があるとも言える内容かもしれません。

あらすじの補足

実はまろんちゃんは結構複雑な家庭の事情があり、まろんちゃんの心にあるしがらみや悩み、存在価値を問う話でもあります。

この部分がとてもリアルに描かれており、現実でも同じような悩みを持つ人も多いのではないかと、勝手に思っています。

まろんちゃんがその悩みを乗り越えるところがとても素敵で、読んでいて「まろんちゃん、よかったねえ!!」と思わず言いたくなります。

もしかしたら、まろんちゃんが出した答えが参考になる人もいるかもしれません。

あと、まろんちゃんの相棒である天使(正確には準天使)フィンも、悲しい過去の持ち主です。

それぞれが持つ正義をどう貫くかとか、逆に大切な人のために考えを変えたりとか、登場人物たちの心理面に注目して読んでほしいマンガです。

「神風怪盗ジャンヌ」の好きなキャラクター

個人的に好きなのは、やっぱり主人公のまろんちゃん!
とにかくかわいくて魅力的な女性で、読んでいて元気がもらえる女の子です。

おちゃめで優しい可愛らしい一面と、正義感が強くて納得できないこととは真剣に戦う姿が大好きです。

好きなキャラクターといえばもう一人、まろんちゃんの相棒、天使のフィンも好きです。
好きになるキャラクターが王道かもしれませんが、やっぱり惹かれます。

途中はとてもハラハラさせられ、安心したかと思ったら最終的には「フィーーーン!!」って叫びたくなります。
それでも、彼女らしいと言えば彼女らしいと思っています。

「神風怪盗ジャンヌ」の好きな話

好きな話、というか全体を通してストーリーが好きです。

特にまろんちゃんの強さと弱さの心理面の変化が読んでいておもしろいし、どうにか幸せになってほしいと思わされます。

「足元には底なし沼」という表現が秀逸だな、と読んでいて思いました。
その前後の話はすごく好きです。

あと、都ちゃんが出てくる話も好きです。
活発なキャラクターでまろんちゃんの理解者でもあるポジションも魅力の1つだと思います。

最初は稚空のことを好きになり、まろんちゃんとライバルみたいな感じになるのですが、そこから色々あって変化していきます。

そして大和君とどうなるのかワクワクしながら読んでいましたが、最終的にはにっこりする感じで落ち着きました。

「神風怪盗ジャンヌ」について個人的な感想もろもろ

実はそれなりに登場人物が多いので、好きなキャラクターがその時で変わったりします。

それくらいキャラクター達が魅力的で、それぞれの思いを知ると切ない気持ちになります。
一応、魔王にもそれなりに理由があると分かると、なんとも言えない気持ちになりました。

先でフィンが好きと書きましたが、フィンと関係するキャラクターにアクセスがいます。

アクセスは稚空のパートナーの天使(黒天使)ですが、フィンとアクセスのやりとりも可愛らしくて好きです。

個人的に思う絵柄について

種村有菜先生といえば、抜群の画力も有名な方です。

神風怪盗ジャンヌの頃からめちゃくちゃ絵がきれいで、はっきりしながらもやわらかいタッチの絵は、見ているだけでも楽しめます。
羽の書き方とか好きです。

個人的には、バシバシに書かれているまつ毛が本当に好きで、違和感がありそうなのにバランスよく描かれているからか違和感を感じさせず、そのまつ毛が女性キャラクターをより魅力的に見せていると思っています。

一般的には女性が好む絵柄かもしれませんが、絵がすごく綺麗なので女性・男性に関係なく綺麗な絵が好きな人は読んでいて楽しいと思います。

逆に太い線でゴリゴリした感じの絵柄が好きな人は、読み辛く感じるかもしれません。

星の数はこんな理由でつけてます

万人への感想が★3.5の理由としては、そこそこ王道の「少女」マンガではあるため、人によっては物足りないと感じる人もいるかもしれない、と思ったためです。

恋愛だけでない、個人が抱える悩みに関してもしっかり描かれているので読みごたえはあると思っていますが、やっぱり恋愛要素も強いので恋愛マンガがあまり好きではない人にも向かないかもしれません。

上記の理由で、総合的に★3.5にしました。

個人的な感想は★4つ!

やっぱりストーリーが好きで、ワクワクしたりどうなるの!?と続きが気になったり、前世、さらにその前まで遡る考えられたストーリーが素晴らしいと思っています。

あと、やっぱり絵がきれいなので絵を見ているだけで楽しいです。

個人的には、少女マンガだけれど良い意味で少女マンガらしくない内容が、読んでいてとても新鮮に感じられました。

個人的に思う、「神風怪盗ジャンヌ」はこんな人に向いてるかも!

「神風怪盗ジャンヌ」はきれいで可愛い絵柄が好きな人、登場人物の心情や悩みを深く掘り下げた、ヒューマンストーリーが好きな人に、しっかりおすすめできるマンガです!