2025年6月12日
取り留めなく気の向くままに書くので、唐突に始まります。
勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
幅広い世代で楽しめる、ほっこり恋愛マンガ「恋愛カタログ」がおもしろいです。
恋愛マンガらしい男女間の微妙な気持ちの擦れ違いややりとり、ちょっとしたことでうれしくなってしまう気持ちを描いていて、ほっこりしながら読めるマンガです。
万人への感想★★★(正確には星3.5です。)
個人的な感想★★★★
簡単にいうと、主人公の花本 実果と恋人の高田 修司のラブストーリーです。
実果はどこにでもいるような平凡な女の子で、おっちょこちょいだけどほんわかした優しい性格。
高田君はけっこうかっこいい感じの青年で、あまり感情を表に出さないタイプです。
この二人がお互いの恋愛の進展に悩んだり、周りの人たちに振り回されたりしながら話が進んでいきます。
コメディ要素もたくさん含まれているので、笑って読める恋愛マンガだと思います。
とても劇的な何かが起こるわけではなく、人によってはよくある恋愛マンガ、と思うかもしれません。
ですが、個人的にはとても好きなマンガです。
実果と高田君に好感が持てるし応援したくなります。
特に実果に「がんばれー!」と応援していました。
恋愛ならではトラブルや嫉妬する場面などはありますが、凄く不快になるような表現は無く、純粋に恋愛マンガとして楽しめる良さがあると思っています。
そして、ほっこり系の恋愛マンガかと思いきや、実はキャラクターがかなり個性豊かだったりします。
それぞれのキャラクターがめちゃくちゃたっているので、その部分でもとても楽しめます。
好きなキャラクターとしては、主人公の2人はもちろんですが実果の妹の種ちゃんもかわいいです。
高田君の弟の隆司には微妙に腹が立つこともあるのですが、そこは周りのキャラクターのおかげで消化されます。
個人的に、実は一番好きなキャラクターは郷右近さんです。
かなりインパクトのある見た目と性格で、最初に出てきた時には「なんだこの女性はーー!!」と思わされました。
正直、「余計なことしないで!」と思う場面もあります。
ですが、だんだん実果や周囲の人と仲良くなったり、彼女なりに悩んで変わっていく様子に、いつのまにか好きになってました。
若干、ギャグ要員みたいなところがある郷右近さんですが、気が付けば頼りになる存在になっています。
郷右近さんがメイクアップして告白するシーン話がとても好きで印象に残っています。
上手にメイクできなかった郷右近さんが、プロの力を借りて素敵な女性に変身したシーンは「おぉ!!」ってなりました。
色々衝撃なんですが、その時の告白のセリフがとても好きです!
郷右近さんらしいストレートな言葉がグッときたし、かっこよかったです。
単行本は全34巻で、かなり長いマンガです。
長い話は内容が飽きやすいと思いますが、恋愛カタログは次が気になる展開が結構多くて、読んでいても次が気になるのでスラスラ読めると思います。
話が進むにつれて、実果がどんどん成長していくのが読んでいて楽しいです。
最初はあまり自信も無くて優柔不断っぽい感じだったのが、はっきり自分の意見を言えるようになるまでのストーリーが読みごたえがあります。
あと、正直、色んな人に郷右近さんを見てほしいです。
ほんとに色んな意味で良いキャラなので!
どちらかというと、いわゆる少女マンガ的な絵柄だと思いますが、線がシンプルでキラキラしすぎていないので、読みやすい絵柄だと思います。
メインのキャラクターはもちろん、他の人達もとてもやわらかくて優しい線で描かれているので、サラッとした絵柄が好きな人は、特に読みやすいと思います。
バリバリのラブストーリーものなので、人によっては「向かないな」と感じるかもしれません。
恋愛マンガでも、浮き沈みの激しい内容が好きな人には読みにくいかも。
逆に穏やかに読みたい、読んでほっこりした気持ちになりたい人にはとてもおすすめできます。
そのため、万人への感想は★3.5になります。
私個人としてはとても読みやすい恋愛マンガで、ギャグがありつつそれぞれの成長過程もおもしろく読めたので★4です。
「恋愛カタログ」はほっこり系のラブストーリーが好きで、コメディありでのんびり読むのを楽しみたい人にしっかりおすすめできるマンガです!