2025年7月2日
取り留めなく気の向くままに書くので、唐突に始まります。
勢いで書いているので、ネタバレがあるかもしれません。すみません。
少しでもネタバレがあるのが嫌な人は、本記事を読まないことをおすすめします。
色んな意味で激しい内容の「進撃の巨人」がおもしろいです。
最初から最後までただただ衝撃的です。
その中でもギャグや感動もあり、かなり読みごたえがあります。
万人への感想★★★★(正確には星4.5です。)
個人的な感想★★★★★
有名な作品なので改めて説明する必要はなさそうですが、単純に言えば人食い巨人と戦うお話です。
主人公はエレン、エレンの友人であるミカサ、アルミンの3人。
幼馴染の3人が巨人と戦い、その謎を解き明かし巨人のいない世界を目指していきます。
巨人と戦って話が進むにつれ、エレンたちの世界と巨人の真実が分かっていくのですが、それに向き合うエレンたちと仲間の葛藤がとてもリアルに描かれています。
巨人を倒すのが目的ですが、話が進むと世界が関係するかなり壮大な目的の話になってきます。
巨人を倒していくヒーロー像を持って読んでいると、途中からかなり裏切られた感を持ってしまうので、純粋なヒーローものという感覚は早めに諦めるのが良いかもしれません。
エレンと調査兵団の仲間たちの掛け合いや戦闘はとてもおもしろいし、調査兵団の仲間たちの戦いは最後まで期待を裏切ることなく読みごたえがあるので、この点に関しては安心して読めると思います。
好きなキャラクターはたくさんいます!
キャラクターが多いので、好きなキャラが1人はできるのではないでしょうか。
やっぱり主人公のエレンは好きです。
エレンは一般的に女性名によく使われる名前と言われていますが、本作では男性です。
劇場的でやり通す意思の強さを持ちつつも無鉄砲なところがあり、たくさんの失敗もしますがそれでも自分で答えを出し、自分のやるべきことを貫き通したエレンには感服です。
他の好きなキャラクターはもちろんミカサ、アルミン!
幼馴染の3人はみんな大好きです。
全員の魅力を語っていたら長くなりすぎるので割愛しますが、とにかくキャラクターがほんとに魅力的なんです。
あとはサシャとライナーが好きです。ハンジさんも好き。
このサシャ・ライナー・ハンジさんのうち、2人に関してはストーリーが進んでいって「うわあああああああ」となりました。
好きなキャラだけに私へのダメージは大きかったです。
最初の方の、トロスト区攻防戦の話が好きです。
この話では特にミカサが魅力的で、弱さと強さが混同した複雑な心情がとても読みごたえがありおもしろかったです。
あと、ウトガルド城の戦いも好きです。
ユミルの行動と想いに泣けます。
好きとは少し違うのですが、マーレの話に入った時はとても驚きました。
最初に読んだときは何が起こったのか理解できなかったです。
そして、やっぱり最後の地ならしの話は通してすべて好きです。
みんなの決意や覚悟、悲しみまで、読んでいて苦しくなるくらい描かれていました。
個人的にはすごく好きなマンガなのですが、実は1巻が発売されて読んだとき、しばらく続きが読めなかったマンガでもあります。
あくまで私見ですが、最初から絶望的な内容が押し寄せて、読む人にも精神的なダメージを負わせてきます。
もし自分が同じ目に合ったら…、と想像するとあまりに辛すぎて、2巻、3巻が出た後もしばらく読めませんでした。
精神的ダメージから立ち直った後、続きを読んだのですがとにかく先が気になります!
ちなみ完結済みなので、一気読みがおすすめです。
というのも、話が結構複雑で場面が飛ぶ構成になったりしているので、間を空けると何してたっけ?となると思います。(記憶力と理解力がある人はそんなことにならないと思うのですが、私が単純な人間なので完結した後に、改めて最初から読み直しました)
最後のエレンの選択は、おそらく賛否両論だと思います。
正直、私自身も最後、なぜエレンがそこまでしてしまったのか未だに理解が及びません。
それくらい複雑な感情を表現しているマンガだと思っています。
絵柄に関しては、結構、好き派と苦手派が分かれるかもしれません。
特徴的な絵柄で、どちらかというと固めのザシュッとした感じだと思います。
やわらかい線が好きな人は読みにくいかもしれません。
戦闘シーンの迫力がめちゃくちゃあって、立体機動で巨人と戦う場面は読んでいて盛り上がります。
あと、巨人の描写が怖くて気持ち悪いです。
あの感じで巨人を描けるのは、本当に才能だと思います。
グロテスクな描写もあるので、苦手な人は途中で読めなくなるかもしれませんが、なんとか乗り越えて読んでほしいと思っています。
万人への感想は文句なしの★5!と言いたいところですが、残酷な表現と入り組んだストーリー、特徴的な絵柄から読み辛い、と感じる人も居そうなので間をとって★4.5です。
個人的な感想は、ぜひ一度は読んでほしい面白いマンガ!という気持ちから★5。
ストーリー自体は結構、真面目な話なのですがところどころにギャグが挟まれていて、そこも見どころのひとつでおもしろいです。
苦手意識を感じた人にも、ぜひ諦めないで読んでほしいマンガです。
「進撃の巨人」はダークファンタジーが好きで見事な伏線回収や哲学感のある話が好きな人、勧善懲悪だけでは済まない人間の複雑さを楽しみたい人に、しっかりおすすめできるマンガです!!